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ウェディングケーキとは?

ウェディングケーキ』(ふりがな: うぇでぃんぐけーき、英語表記: Wedding Cake、仏語表記: Gâteau de mariage)は、結婚式の披露宴で新郎新婦が切り分ける特別なケーキです。このケーキは、結婚の祝福と夫婦の幸せを象徴するものであり、歴史的にも文化的にも深い意味を持っています。この記事では、ウェディングケーキの歴史、言葉の由来、現代における使われ方について詳しく説明します。

ウェディングケーキの歴史と由来

ウェディングケーキの起源は古代ローマにまで遡ります。ローマ時代には、パンやケーキを新郎新婦の頭上で砕く儀式があり、これが繁栄と豊穣を象徴していました。中世ヨーロッパでは、結婚式に参加したゲストが持ち寄った小さなケーキを積み上げ、新郎新婦がその上でキスをする習慣が生まれました。これが現代のウェディングケーキの始まりとされています。

17世紀から18世紀にかけて、イギリスでは「ブライドパイ」という肉やフルーツを詰めたパイが結婚式で提供されるようになり、これが次第に甘いケーキに取って代わられました。19世紀には、イギリスのヴィクトリア女王の結婚式で登場した豪華なアイシングを施したケーキが大流行し、これが現代のウェディングケーキのスタイルの原型となりました。

現代のウェディングケーキ

現代のウェディングケーキは、結婚式の重要なシンボルとして位置づけられています。通常、多層のケーキで、装飾が施され、特別なデザインが取り入れられています。ケーキのフレーバーやデザインは新郎新婦の好みに合わせてカスタマイズされ、ケーキカットの儀式は披露宴のハイライトの一つとなっています。

ウェディングケーキは、フロスティングやアイシング、シュガークラフトなどで美しく装飾されます。トップには新郎新婦のフィギュアや花などが飾られることが一般的です。ケーキの味や種類も多様化しており、チョコレートケーキ、フルーツケーキ、レッドベルベットケーキなど、さまざまな選択肢が用意されています。

ウェディングケーキの象徴と役割

ウェディングケーキは、結婚の祝福と夫婦の幸せを象徴するものです。ケーキカットの儀式は、新郎新婦が共同で新しい生活を始める象徴的な行為とされています。この儀式で切り分けられたケーキは、ゲストに配られ、幸運と繁栄を分かち合うという意味があります。

また、ウェディングケーキには伝統的に「ファーストバイト」という儀式も含まれます。これは、新郎新婦が互いにケーキの一切れを食べさせ合う儀式で、愛情とサポートを示すものとされています。この瞬間は、写真撮影の絶好のチャンスでもあり、多くの結婚式で重要なハイライトとなっています。

まとめ

ウェディングケーキとは、結婚式の披露宴で新郎新婦が切り分ける特別なケーキであり、その歴史や文化的な背景は非常に豊かです。古代から現代に至るまで、ウェディングケーキは結婚の祝福と夫婦の幸せを象徴する重要なアイテムとして愛されています。ケーキカットやファーストバイトの儀式を通じて、新郎新婦とゲストが幸運と繁栄を分かち合う瞬間を共有します。



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